ホワイトニングで明るい笑顔に!【院内報R5年3月号】
3月3日はひなまつり。「桃の節句」とも言われ女の子の成長を願う行事で、桃の花やひな人形を飾り、ちらし寿司やひなあられを食べてお祝いするご家庭が多いと思います。
さて、口元が黒く塗られているおひなさまがあるのはご存じですか?これは塗り間違えや虫歯ではなく、「お歯黒」をしているのです。お歯黒とは、結婚した女性が歯を黒く染めるという、明治初期まで続いた日本の風習です。お歯黒の歴史は古く、奈良時代に朝鮮半島から伝えられ、平安時代には貴族階級男女ともに十七~十八歳で歯を黒く染め成人であることを表していました。ひな飾りは「宮中の結婚式を模したもの」なのでお内裏様(上段の二人)と、三人官女の真ん中の一人はお歯黒をしているのです。昔の人は、お歯黒を美しいものだと感じており、黒ければ黒いほうがより美しいとされたそう。現代では、歯が真っ黒な人がいたら、びっくりしてしまいそうです。時代によって美的感覚が変わるのは面白いですね。
【おぎはら歯科からのお知らせ】丁寧に歯磨きをしましょう
ホワイトニングで明るい笑顔に!
新型コロナ対策としてのマスクの着用について、政府は、3月13日から屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねる方針を決定しました。これから人前でマスクを外す時間が長くなっていくと思いますが、3年間もマスクを着けて生活をしていたので、外すのが恥ずかしく感じる方もいるかもしれませんね。
歯が白くなると「レフ板効果」でお顔が明るく見え、口元も健康的に見えます。笑顔に自信をつけるため、今のうちにホワイトニングをしてはいかがでしょうか?
- なぜ歯が着色するの?
歯の着色の原因には、ステインによるものと、歯そのものの色によるものがあります。
◆ステインによる着色
コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなどの飲食物や、たばこのヤニなどが原因の着色です。歯の表面に付着した汚れなので、歯科医院でクリーニングを受ければきれいに落とすことができます。
◆歯そのものの色
歯は、エナメル質、象牙質、神経という3つの構造からなっています。エナメル質は半透明で、歯の色は象牙質の色に左右されます。象牙質の色には肌や髪の色と同じように個人差があり、生まれつき白っぽい人もいれば黄色味を帯びた人もいます。日本人は、歯の表面のエナメル質が相対的に薄いため歯が黄色く見える人が多いといわれています。このエナメル質は加齢により次第に薄くなるので、中高年になると象牙質が透けて、黄ばんで見えてくるのです。これを白くするにはホワイトニングが有効です。
★ホワイトニングの種類と仕組み
歯科医院で行うホワイトニングには、大きくわけて2種類あります。
◆ホームホワイトニング…歯科医院で専用のマスピースを制作し、患者様自身に自宅で行ってもらうホワイトニング。白くなるのに2か月ほどかかりますが、透明感のある白さに仕上がります。自分のペースで行うことができます。
◆オフィスホワイトニング…歯科医院で有資格者に専用の機器を用いて行うホワイトニングです。1回の施術でも効果が出やすいといった特徴があります。
※ただし、どちらも10ヶ月ぐらいで色が戻ってくるため、繰り返して行なう必要があります。
~白くなる仕組み~
①色素を分解する…歯科専用のホワイトニング剤に含まれる過酸化水素が歯の内部に浸透し、色素と反応し分解します。これにより、歯の黄ばみが漂白され、歯そのものの色が白くなります。
②光を反射させる効果…ホワイトニング剤が歯の表面の組織構造を曇りガラス状に変化させることで、光の乱反射が発生し、黄ばみが白く見えます。
ホワイトニングにご興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。